外科・整形外科

Surgery

愛犬愛猫との暮らしの中で、こんなお困りごとありませんか?

  • 吐き気が続く
  • 動きたがらない
  • どこか痛そう
  • お腹が張ってる
  • 脱臼、骨折したかも
  • 歩き方がおかしい

外科・整形外科のご案内

避妊・去勢手術を含め、内視鏡、軟部外科、整形外科、
緊急対応の必要な帝王切開や胃拡張・胃捻転症候群、異物除去など様々な外科手術に対応します。

外科でよくみる病気

胆嚢粘液種

胆嚢とは、肝臓で作られる胆汁(消化液)を一時的に蓄える袋状の器官です。食物を食べると胆嚢が収縮し、これにより胆嚢内に溜まった胆汁が総胆管という管を通って十二指腸に吐き出されます。分泌された胆汁は、膵臓の消化液などと一緒になり、食べ物中の脂肪分を消化吸収されやすいよう乳化する役割を担っています。

ところが、何らかの異常で胆嚢内に胆汁成分が変質して結晶化したもの(胆石症)や、胆汁成分が変質して泥状になったものがたまる(胆泥症)ことがあります。またこれらの異常が進行していくと、胆嚢粘液嚢腫になってしまうといわれています。

症状が現れた場合は、胆嚢を摘出する緊急手術を実施する必要があるため、すぐに動物病院に行くことをお勧めします。
ただ、症状が発現してからの手術はリスクが高いため、早期診断・早期治療が望ましいです。定期的な血液検査(最低年に1回)を実施し、肝酵素等が上昇していれば胆嚢のエコー検査を行い、手術が必要かどうか判断します。

異物除去(内視鏡・胃切開・腸切開)

わんちゃん猫ちゃんは、好奇心が旺盛な子犬・子猫期だけでなく、大人や年老いても食べ物以外の異物を飲み込む恐れがあります。犬用のプラスチック製のおもちゃやぬいぐるみの目として使用されているボタンから、焼き鳥の竹串、飼い主さんの靴下、充電コード、文房具類など。ありとあらゆる、飼い主さんの想像を絶するものをペットは口にしてしまう可能性があります。保冷剤を多量に摂取して低カルシウム血症や腎障害が起こったことが原因による死亡例もあります。食べ物以外は生涯で一度も飲み込まないペットもいれば、誤飲を何度も繰り返すペットもいます。

いずれにしても、異物誤飲をしたことが明らかであれば、すぐに動物病院に連絡をください。早めの対処で、異物をすぐに吐かせたり取り出せたりできます。異物が腸へと流れてしまうと、開腹手術などが必要になり、愛犬の体に負担がかかるのはもちろん、腸閉塞を起こすと命に危険が及ぶので早期の対処が重要です。

整形外科でよくみる病気

骨折

骨折は、子犬の時期や四肢の細い小型犬に起こりやすく、また高い所から落下したなどの外傷でも起こります。骨折した場合、直後から折れた足を痛がり地面に足を付けなくなります。もしそうなった場合はすぐに病院へ行く必要があります。

骨折したまま動いてしまうと骨折箇所が悪化し最悪の場合、断脚にもなりかねませんので、病院でレントゲンを撮り骨折箇所の確認をして緊急的な固定が必要となります。人のギプスのような固定を行ったり、場合によっては手術が必要となる事があります。骨折箇所の程度によって術式は様々ありますが、骨のズレを戻しプレートやピンなどで強固な固定をおこないます。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨(膝の皿)の脱臼は、比較的小型犬に多く、後ろ足を挙げてケンケンしているなどの症状が見られますが、一方でなかなか症状が出ず、脱臼に気づかない事もあります。気づかずに放置していた場合、骨の変形や十字靭帯の断裂の引き起こして歩行困難となる事もあります。脱臼の程度(グレード1~4)にもよりますが、根本的な治療方法としては手術が適応となり、十字靭帯の断裂も引き起こしている場合は膝蓋骨と十字靭帯の整復を同時に行います。

グレードの分類

グレード1:手で膝蓋骨を脱臼させることができますが、放すと自然に正常な位置に戻る
グレード2:膝蓋骨は脱臼していますが、手で戻すと膝蓋骨は正常な位置に戻る
グレード3:膝蓋骨はほぼ脱臼したまま、手で正常な位置に戻してもすぐに脱臼。大腿骨(太ももの骨)や脛骨(すねの骨)の変形を伴うことも。
グレード4:膝蓋骨は常に脱臼したままであり、手で元の位置に戻すことはできない。骨の変形は重度になります。

診察までの流れ

1.はじめての来院時

まずはしっかりと問診、一般身体検査を行い、状態を把握します。全身状態把握のために、血液検査や画像検査(レントゲン検査、超音波検査など)を必要に応じて実施します。緊急的な処置が必要な場合は、その旨お伝えし、必要な処置を行います。

2.治療の開始

検査結果に基づき、必要な治療を行います。外科的な治療が必要な場合には、しっかりとインフォームドコンセントを行い、治療を開始します。

3.治療の安定期

手術などの外科的処置のあとは、基本的に入院管理を行います。入院中の検査結果などにより、退院が可能かどうか判断します。

4.治療の評価

術後もお薬による投薬治療が必要な場合や、骨折などの整形外科の場合には継続的なリハビリなどが必要になる場合もあります。しっかりとお話しさせていただき、飼い主様が最善の治療を選べるようにサポートします。