産科

obstetrics

愛犬愛猫との暮らしの中で、こんなお困りごとありませんか?

  • 赤ちゃんができたかもしれない
  • お腹が大きくなってきた
  • いきんでいるけど、生まれる様子がない

帝王切開による出産

犬や猫では一度に複数の胎仔をかかえたり、反対に1頭だけのときもあったりで、人間に比べて帝王切開での出産となることが多いように思えます。陣痛がきて、多くの場合破水が起こりますが、破水して2時間程度経過しても出産しない場合は帝王切開を検討しないといけません。陣痛が12時間以上続いている場合も要検討となります。帝王切開はあらゆる治療・手術の中でも特に緊急性が高く、他の治療をすべて後回しにしてでも優先するべき処置となります。また、麻酔を管理する人、手術をする人、胎仔をとりあげる人、とたくさんの要員を必要とする手術となります。帝王切開には計画的に行うものと出産時に難産と判断され緊急で行うものがあります。

計画的に行う場合

・母体の体格が小さい場合
・産子数が1-2頭と少なく、大きく育ち過ぎてしまう事が予測される場合
・ブルドックや短頭種などの頭部が大きい犬種で胎児の産道通過が難しいと予測される場合

緊急で行う場合

・強い陣痛から30分以上経っても分娩が起こらない場合
・1頭を出産後に次の胎仔を出産するまでに4時間以上空いている場合
・破水が起きてから数時間経っても生まれてこない場合
・胎盤が剥がれて緑色の分泌物が陰部から出てきてしまった場合

難産は胎仔だけでなく、母体も危険にさらしてしまう為、出産日の把握・基礎体温の測定・難産になった際の受け入れ先の確保(かかりつけ医だけではなく、救急病院の把握および事前連絡)など出産前の準備が大変重要になります。妊娠や出産、帝王切開による出産の可能性がある場合に関しては、事前にご相談ください。

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