さくら動物病院スタッフから皆様へお願いですが、年末年始は特に「誤食」に注意してください。
クリスマスの時期、意外に多いのがおうちの中で、動物たちが、ええーっ!という意外なものを食べてしまう事があります。
フライドチキンをおいしくいただいた後、鶏の骨を廃棄しますが、これをいたずらしてしまう動物たちもいます。
また、クリスマスに飾るものとしてポインセチアという植物があります。
ポインセチアはきれいですが、このポインセチアの葉には毒性成分が含まれており、動物たちが誤って食べると、量にもよりますが下痢や嘔吐、皮膚炎を起こすと考えられています。
また、ご家庭で、クリスマスケーキのチョコレート、たまねぎの入った温まるスープを食べているときなども、十分注意してください。
家庭内での誤食の事故として多いのが、お医者さんからもらってきた人の処方薬です。
今、一度、ご家族の方の中で、お薬を服用されている場合、今一度、管理に注意し、誤食の事故を防ぎましょう。
食べてしまってから、催吐処置(吐かせる処置)をするまでのリミットが2時間以内ですので、食べてしまった!ということであれば、早めの来院をおすすめいたします。
また、催吐処置をしても食べてしまったものが出てこない場合は、状態や食べたものにより、消化器の洗浄処置、内視鏡を用いた異物除去、開腹手術となり、動物に負担をかけてしまいます。
食べてしまった場合、何をどれだけ食べたかといった情報も重要です。パッケージや残りがあれば来院時にお持ちください。
ごちそうが並ぶ日は動物たちにとって危険がいっぱいな日でもあるという認識でいていただければ幸いです。
大切な家族を中毒事故から守るためには、おうちでの「食べてはいけないもの」の管理が重要になってきます。小児では手の届かないところに置くように、動物では口の届かないところに置くことを心がけていただきたいです。
クリスマス、年末年始を事故なくお過ごしください。
※ポインセチアについては過去のブログ記事が詳しいです
https://h-sakura.sakura.ne.jp/wp/archives/study_blog/ポインセチア誤食の件
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