ペットのトイレに対してのしつけは、多くの飼い主さんが悩む問題ですね。
この問題を解決できるかは飼い主さんのしつけにとれる
十分な時間とおおらかな気持ちが必要だと感じています。
飼い主さん自身で取り組んでもうまくいかない場合はしつけ教室や病院のどの施設で直接指導を受けましょう。
ここでは、飼い主さん自身でのトイレトレーニングを行う場合のポイントと注意点、
トレーニングの一部をご紹介させて頂きます。
ペットのトイレに関するポイント
○排泄の時間・タイミングなどの様子を知りましょう
・寝起きの後
・ハウスから出した後
・遊んだ後
・ご飯を食べた後
・水を飲んだ後
・ソワソワして周辺を嗅いだり、落ち着きがなくなったりしてきた など
○排泄の時間やタイミングになったらトイレに誘導しましょう
・誘導する際は抱いて連れていくよりも、自分で歩いてトイレまでいくように誘導したほうが自分からトイレにいくことを早く学習します
○トイレに成功したら、成功した直後に毎回ほめましょう
※時間が経ってしまうと何を褒められたかわからないからです
○よく失敗する場所のマットなどは片付けておきましょう
○シーツの大きさは犬がぐるぐるまわってもシーツから出ない大きさがいいでしょう
○シーツがよごれたら、毎回替えましょう
○避妊・去勢を考えましょう
ペットのトイレに関する注意点
○失敗しても決して怒ってはいけません。
怒ってしまうとオーナーの前で排泄をしてはいけないと学習し、人がいない時や隠れた場所でするようになってしまいます。
・叩く、マズルをつかむ、失敗した場所に顔を押し付けるといったことは禁止
○失敗しても騒がないようにしましょう。
騒いでしまうとかまってもらえたと勘違いすることもあります
○排泄するのを待つときは、ずっと犬をみている状態は避けましょう。
さりげなく見守ってあげてください
○部屋の中央や、人の出入りが多いドア付近の落ち着かない場所は避けましょう
トレーニング
まずはわかりやすい場所(リビングなど)にトイレをおき、失敗しないようにサークルなどで行動範囲を制限しておきましょう。
失敗させない方法としては、行動範囲のすべてにペットシーツや新聞紙を敷きトイレにしてしまうことです。
そして、ペットシーツにするということを覚えさせます。
そのうち、好んで排泄する場所をトイレと決め、その場所で排泄したときだけおやつを与え、褒めていきましょう。
違う場所でしてしまったら何も言わずに片付けましょう。
徐々にシーツを敷く範囲を狭くし、最終的にトイレと決めた場所だけに敷きましょう。
飼い主さんにとって都合が悪い場所であれば、完全にトイレを覚えた後で、少しずつトイレの場所を移動していきましょう。
トレーニング方法の一部を紹介しましたが、当院ではトイレの失敗についてのご相談も受付けていますのでお気軽にスタッフ、獣医師にご相談ください。飼い主さんやペットにあった方法を一緒に探していきましょう。
また、成犬で今までは大丈夫だったのに失敗するようになった場合は泌尿器疾患や消化器疾患が隠れている場合もありますので、病院にいくことをおすすめします。